2019年06月30日

神社の茸と蘭

 雨の合間に近所の神社へ行ってみた。
かっては、スダジイの巨木に囲まれて鬱蒼とした雰囲気の場所だったのだが
 枯れが目立って明るくなってきてしまった。
参道脇を見ながら歩いていくとクモタケが一本出ていた。
 梅雨時に見られる冬虫夏草でキシノウエトタテグモに憑りついて殺し、蓋(戸)
のようになった入り口からきのこを出して胞子を飛している。
 
クモタケ190630.JPG

 もう一本あるかなとクモタケを探して歩いていたら、積まれた枯葉の間から
タシロラン(田代蘭)が出ていた。
 環境省のレッドデータブック準絶滅危惧種にあたるとのことだ。
町田の里山で見たことがあり、個人的に2回目の出会いとなった。

タシロラン190630.JPG

タシロラン190630-1.JPG



ラベル:冬虫夏草
posted by 森のきのこ at 15:54| 東京 ☁| Comment(0) | きのこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月23日

母は強しー卵を守る江崎紋黄角亀虫雌親

 今日も、いつ雨が降ってもおかしくないような天気なので
遠出は控えて短時間で廻れる裏山観察コースを歩いてみた。
 道路脇のミズキの葉上をエサキモンキツノカメムシが歩いて
いたので、もしかしたらいるかもと葉裏を見ていくと卵を守る♀親がいた。
 撮影中にちょっと機材が接触したのだが、びくともしなかった。
 本能なのだろうけど、母性愛強い虫なのだ。
漢字で名前を書く機会など、まず無いだろうけど、三つの単語を
 組み合わせて江崎紋黄角亀虫という。

卵を守るエサキモンキツノカメムシ.JPG
posted by 森のきのこ at 20:36| 東京 🌁| Comment(0) | 半翅目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月22日

小野路の里山観察会

 梅雨時そのもの、生憎の雨となってしまったが
図師小野路の観察会に参加した。
 まず、駐車場脇の草原で何かいないかと探していくと
お食事中のワカバグモがいた。
 
ワカバグモお食事中190622.JPG

 谷戸の小道を進んでいくと、この時期の花
ネジバナが2本、かなり捻じれて咲いていた。

ネジバナ190622-1.JPG

 このあたりから雨が強くなりだし、歩くペースも競歩のように
早まってきたが、ホタルガ、お隠れ中のラミーカミキリを見ることができた。

ホタルガ190622.JPG

ラミーカミキリ190622.JPG

 雨の中、虫達は姿を見せてくれず、花を見ていく・・
カキランの谷戸へ降りていくとトラノオ、本命カキランが咲いていた。

トラノオ190622.JPG

IMGP8714.JPG

 降雨のため、午前中のみの観察会となってしまいましたが
参加者の皆様、お疲れさまでした。
posted by 森のきのこ at 17:21| 東京 ☔| Comment(0) | 観察会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月19日

セイボウに出会うには・・

 時折チエックしていたむし社から既刊行の
2010年6月号セイボウ(青蜂)特集号を運よく手に入れることができた。
 
セイボウ特集190615.jpg

 先達者の記事の中に、この蜂の仲間と出会える確率が
高い観察方法が、色々と書かれており興味のある方にとっては
 貴重な内容であろう。その中の一つに独立した柱に頻繁に訪れる
ことがあると記載されていた。
確かに古民家のむき出しになった柱や荒れ地内にポツンと残った枯れ木で
 何回も出会ったことがある。
カミキリムシやタマムシが羽化した穴を利用する蜂にも寄生するので
 材置き場も恰好の 観察場所のようだ。
しかし動きが早いので寄生産卵しようとしている所などタイミングを上手く
 とらえられないと撮影するのは難しい・・・

ミドリセイボウ180815-3.JPG

posted by 森のきのこ at 21:35| 東京 ☀| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月17日

初タマ

 観察を続けている材置き場を廻ってみた。
カミキリムシが減ってきたが、タマムシの仲間が増えてきた。
 まずは、サクラで今シーズン初見のホンタマムシ
何度も飛ぼうとしていたけれど羽化不全なのか翅を開きはしても
 飛ぶことはできなかった。

初タマ190617.JPG

 台風で倒れたエノキに移動したところ、ヒシモンナガタマムシが
多くいる中、大きさ同じくらいでちょっと違うのがいた。
 図鑑との絵合わせで確認したところ、ベニナガタマムシのようだ。
これは、個人的に初見。

ベニナガタマムシ190617.JPG
posted by 森のきのこ at 21:06| 東京 ☁| Comment(0) | 甲虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月16日

庚申山にコウシンソウを訪ねて その2

 岩場でコウシンソウを探しながらスローペースで登ったので頂上に
着いたのは11時30分だった。
 山頂は木々に覆われて眺めはないが、ちょっと歩くと展望が良い場所に出た。
左側のピークが、日本百名山の皇海山
 ここからさらに4時間ほどかかるので日帰りでは、難しいコースとなる。
 
庚申山山頂190614.JPG

庚申山からの眺め190614.JPG

 下りも鎖場、梯子などが連続して緊張を強いられる箇所が多かったが
1時間ちょっとで岩場から離れてエゾハルゼミの鳴き声が響く樹林の中の小道へ出た。
 鳴き声を便りにセミを探してみたところ、ようやく1頭見つけることができた。

エゾハルゼミ190614.JPG

 林道で出会ったニホンジカ♀
こちらを見て警戒していたが、遠くに逃げていくことはなかった。
 
ニホンジカ190614.JPG

 オオルリの♀は、餌を咥えながら鳴いていた。
近くに巣立ちした雛がいたのかもしれない。

オオルリ♀190614.JPG

 ひらひらと飛んでいたキンモンガ
とまらないかと待っていたら開翅してくれた。

キンモンガ190614.JPG

 登山口の銀山平に戻ったのは16時すぎ
翌日15日は、強雨の予報なので泊まりはやめて国民宿舎かじか荘で
 入浴してから帰路についた。
SA、PAでゆっくりと休みながら家に着いたのは21時
 お疲れ様!
posted by 森のきのこ at 18:42| 東京 ☁| Comment(0) | 遠征 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月15日

庚申山にコウシンソウを訪ねて その1

 日本百名山の著者 深田久弥氏の名言『百の頂に百の喜びあり』
山歩きには、山頂にたどり着いた時の達成感。
 思いがけない景観や生き物との出会いなど様々な喜びがある。

 昨日だが、梅雨の最中の晴れの予報
いつ行くの今でしょとばかりに、この時期になると花を咲かせるという
 食虫植物コウシンソウを訪ねて足尾の庚申山へ登ってみた。
午前3時に自宅を出発、圏央道〜北関東自動車道経由で
国民宿舎かじか荘についたのは7時、林道をゆっくりと登り出す。

庚申山登山口190614.JPG

 林道を歩いていくと葉上にシラネヒメハナカミキリがいた。
個人的に初見のカミキリムシだ。

シラネヒメハナカミキリ.190614.JPG

 一時間ほど歩いて一の鳥居に着いた。
ここから沢沿いの道を進むとイワタバコが、道脇の岩に多く見られた。
 かなり湿度の高い道であることが分かる。

一の鳥居190614.JPG

 イワタバコ葉190614.JPG

 さらに進むとウッディな庚申山荘に到着した。
小屋裏では、クリンソウの群落が、見られた。
 奥多摩では、GWに見られるクワガタソウの花も特に多かった。

庚申山荘190614.JPG

クリンソウ群生190614.JPG

クワガタソウ190614.JPG

 
 この小屋からが、いよいよ本格的な山道となる。
梯子や鎖が所々につけられており、転落したら大怪我間違いなし
 下を覗くと足がムズムズとして、かなり緊張を強いられる場所も多かった。

庚申山登山梯子190614.JPG

 水が滴り落ちる岩壁には、ユキワリコザクラが多く見られた。

ユキワリコザクラ190614-1.JPG

ユキワリコザクラ190614-2.JPG

 そしてお目当てのコウシンソウ
花は小さく目立たないので、見つけるまでに手こずった。
 同属のムシトリスミレよりかなり小さい。
 
 コウシンソウ190614.JPG

 ロゼット状に広げた葉で虫を捕えていた。
絞り込むためにストロボを使ってみたところ、葉上の粘着液が光って見えた。
 
コウシンソウ虫を捕える190614.JPG
 
その2に続く。
posted by 森のきのこ at 09:38| 東京 ☔| Comment(0) | 遠征 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月08日

今日の昆活

 定点観察している公園、薬科大植物園を廻ってみた。
お目当てのセイボウは、ハラアカマル一頭を花上で見たのみだった。
 寄主も見られないので昨年より発生が遅れているのかもしれない

 まずは公園で出会ったシラホシカミキリ、今年は出会う機会が多い。

シラホシカミキリ190609.JPG

 ダイミョウセセリが、オニドコロの葉で産卵していた。
卵には、腹部の毛をつけてカモフラージュじている。子を思う親心かな?

ダイミョウセセリの卵190608.JPG

 薬科大植物園では、トウキ(セリ科で鎮痛効能有)で
ハラアカマルセイボウ(写真)、シロテンハナムグリ、クロハナノミ、アカスジカメムシを見ることができた。
 セリ科の花には、集まる虫が多いね。
 
ハラアカマルセイボウ190609.JPG
posted by 森のきのこ at 21:52| 東京 ☔| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月01日

材置き場の顔ぶれ

 先々週に訪ねた駐車場脇の材置き場
今日は、ヤツメ、クビアカトラ、キイロトラ、キスジトラ(写真)、ゴマフ
 のカミキリムシ5種類が、材上を歩き廻っていた。

キスジトラカミキリの顔190601.JPG
 
 虫を探して材上を見ていたらチャイロスズメバチの女王が、飛んできた。
この蜂は、主にキイロスズメバチの巣を選んで中に入りこみ、その女王を殺して
 巣を乗っ取ってしまうという。いかにも強そうな面構えだ。

チャイロスズメバチ女王190601.JPG

 この材置き場の近くで、昨年の台風被害で倒れた大きなエノキを見つけた。
枯れたエノキには、産卵しに集まるカミキリやタマムシの仲間が多い。
 ここでは、ムネアカナガタマムシ、シラホシナガタマムシ、ウスイロトラカミキリ
を見ることができた。

ムネアカナガタマムシ190601.JPG

シラホシナガタマムシ190601.JPG

ウスイロトラカミキリ1190601.JPG


posted by 森のきのこ at 21:02| 東京 ☀| Comment(0) | 甲虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする